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 ユニチカユニオン

2025作品コンクールCONCOURS

文芸の部 俳句

特選 入選 佳作 (敬称略)
肩車もういらないと夏の空
家族それぞれに、固定した役割があるわけではないが、ある場面を思いうかべながら「肩車」を想像する。子はその姿勢を幾度もせがんだことだろう。澄みきった夏空のもと、それをもう必要ないと言う。知らないうちに、子は成長しているのだ。
S.S 垂井
鶯の声聞き母に電話する
ものやことはその人の記憶に直結する。この句の場合は鶯。離れて生活している母。いつも心にはあるのだが、連絡をしていない。鶯の声が背中を押したのである。優しい。
Y.H 本社
白い息まっすぐのびてすぐ消える
白息の様子を描写しただけの俳句。しかし、この一等素直な心持は清々しい。読者も嬉しくなる。そんな句だ。
マヨコーン 岡崎
週末は衣替えして冬支度
私たちはせわしない日常を生きている。その用意で、休日もつぶれる。しかし作者の「冬用意」には弾むような心が伝わってくる。きっと充実した日々を過ごしているのだろう。
H.I 本社
*入選作は講評を抜粋しています

                                                       
秋の声帰宅しながら聞き入るよ 浅間 政幸 岡崎
秋暮れて日は短いが暑い昼 S・I 岡崎
ああ寒い秋を装う冬のせい ウニコーン 岡崎
朝起きてお外に出たら白い息 S・O 岡崎
初氷割る音響く笑い声 ユニコーン 岡崎
いつの間にひぐらし鳴き止み鐘つつき T・S 岡崎
水筒をガバガバ飲んだ今年の夏 志貴 太郎 岡崎
借り猫の知行を真似て春うらら 澁谷 健 岡崎
油蝉ヤンヤ朝から恨み節 澁谷 健 岡崎
ヒヨドリら駆除の文字など気にもせず 澁谷 健 岡崎
冬の空深く蒼きや星ひとつ メルセット大谷 岡崎
プラ工場サビと隙間の枯れススキ 水関 研詞 岡崎
泥ぬぐい球根秋植う小さき手 水関 研詞 岡崎
愛猫と白青ピンクの芝桜 T・Y 岡崎
あやめの葉おもちゃ代わりに戯れる猫 T・Y 岡崎
鈴虫が演奏したく夜を待つ M・Y 岡崎
ぽつぽつと庭に振りゆく雪景色 T.A 垂井
赤とんぼなかよく夕空とんでいく H.U 垂井
花粉症くしゃみのリズムで春を知る 黒川 利勝 垂井
夜勤明け我が子と妻で紅葉見る T.N 垂井
秋の空雲がゆっくり流れてる T.T 垂井
しずけさのこのまちひびく除夜の鐘 M.N 垂井
夏の夜静かな空に花が咲く 原田 良美 垂井
秋風が落ち葉戯れ帰り道 T.M 垂井
かじかむ手ついついホットな秋のはて S.W 垂井
落葉道足音だけがよく話す T.K 宇治
澄んだ空空を見上げて鰯雲 H.I 本社
栗ごはん食べたいが為に指まで切る マロン 本社
朝靄をくぐり抜けたら早歩き Y.H 本社
青竹を踏んでも心も軽くなり Y.H 本社
葉が落ちて世界が変わる冬景色 はるにゃんのママ 本社
特売日夜道スキップ牡蛎と葱 宮川 雅世 本社